今年も!水尾の柚子のチョコレート

昨冬にスタートした
某Tホテル様と、当店でお取扱いさせて頂いている京都・水尾の柚子とのコラボレーションでできた
バレンタインチョコレート

昨年は、ナッツやビターなど他のフレーバーとの相席でしたが
今年はスーパー大出世で

宝石箱のようなケースをあけると
16粒すべてが、水尾の柚子のチョコレート!
すごっ

今シーズンは、夏の猛暑の影響から
水尾の柚子が産地全体に大変な不作で
収穫量が全体に少ない上に、皮にしみ等が多く質もよいとは言えない
生産農家にとっても不本意なシーズンとなってしまったのですが

その、いつにも増して希少な柚子を
余すところなく、ぎゅっと有効に活用していただいたようで……

箱を開けた途端に
思わず「柚子や!」と声をあげてしまったほどの
柚子の、強く清涼感ある香り

そして、付属のピックを使って
わくわくと一粒、そっと口に入れてみたところ

チョコよりも先に、濃厚な柚子の風味が口いっぱいにひろがって
さらに、鼻から抜けるような、はじけるような柚子の香り。
大袈裟ではなく、チョコではなくこれは柚子か?というほどに
リアルに、柚子感が前面に。

そのあと、柚子との相性から選ばれたというホワイトチョコレートの
繊細でなめらかな食感と、ミルキーな甘み。

ちょっと普段だと手を出せないような
それなりのお値段でもあり、一粒ずつ大事に頂くつもりではあったけども
それよりも感じたのが

「この柚子チョコレートの後味がもったいない」

たった一粒口にしただけでも
しばらく、何か食べたりコーヒーで流したりをしないでおこうと考えるほど
一粒の威力が強いチョコレートでした。


あ、「でした」と過去形で書きましたが……


まだあと2粒、明日の楽しみに残してあります。
貧乏性。


100箱限定生産のこのチョコレート
バレンタインを待たず販売開始10日ほどで早々に完売したそうで
おかわりも出来ませんし
残りわずかのハッピーな時間を惜しみながら頂いています。

おいしいチョコレート、という単純な一言で表現するよりも

「水尾の柚子の生産農家と、パティシエの方
一流の仕事を、チョコレートを通じて体感させていただける機会」


と、敬意を持ちたくなるチョコレート

来シーズンもあるかしら。

また出会わせていただけるのを楽しみにしたいと思います。

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