
と、知人に言っても「嘘やろ」とまともに聞いてもらえないような300m級の低山ですが、一応加古川市最高峰・高御位山。
こないだの休み、思い立って「行こかぁ」と、娘と2人、午後からぷらっと行って登り始めました。
学生時代に一度岩肌をせっせ登ったときの記憶がうっすらあって軍手は装備しましたが、あとは軽装。
なんせ低山なので、時間的にも午後からで十分のはず、でしたが

このとおりの急な岩山なので、下りを想像すると……
「頂上からは違うルートで降りる?」
という娘の提案で「そやな」と、登頂後、来た道を降りずに気軽に縦走路を進んだのがよろしくなく
経年から文字が消えてしまってる案内板が多くて
「よく分からんけど、こっち?」
と、とある分岐で山の裏側の薄暗い道をしばらく下ってから、ルートを間違えたことに気づき、引き返すことで、ロスが1時間余り![]()
しかも、なんせ縦走路なので、いくつかの山の頂上を繋いだコースになってまして
「また登る?」
「降りたと思ったらまた登りー?」
と、いくつか登頂を繰り返すうちに体力と精神力を思いっきり削られまくり(膝ガクガク)
下山道らしきものを見つけても、どこも、かなり急傾斜の岩道でして、ここは降りれないか、とか言ってる間に縦走路途中の山の上で、夕方5時を迎えてしまい、気づけばあたりの空気も冷んやり……

「やば。日没までに降りないと」
と青ざめながら、結局「馬の背」と呼ばれる、登ってきた道とほぼ同等の急な岩肌を転がるように降り(本当に転がったら崖下に真っ逆さまになるやつですが)
西側の夕焼けの反対側には月が昇るのを見ないようにしながら、やっと下界に着いた頃には、あたり薄暗くなってました。
もー、ギリッギリ。
もし下山前に日が暮れてたら…
あんな急傾斜の険しい岩場を暗い中降りられるはずもなく、山で一夜?と想像すると今でもぞっとします。
低山であっても油断大敵。
リーダー母、反省しましたが
「でも、楽しかった!」
と、意外にサバイバル好き要素のある娘。
たまたま無事に戻れたことに感謝しつつ、次回は準備万端でプチ冒険に出かけたいものです。

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高御位山には階段だけの超やさしいルート(成井登山口ルート)もあります。もしもの時の脱出用に。詳しくは山好きの方が運営されている、こちらのブログから。
■高御位山
https://popomin.com/takamikura
ちなみに今回我々が登頂したコースは播磨アルプス長尾ルート〜馬の背を下山するコースでした。まあまあの難易度…
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