
どっちでもよさそうで、よくない話。
うちの通販サイトで今とうもろこしの商品ページを新しく準備してまして、商品名(=ページタイトル)を検討しています。
せっかく生産農家が早起きして早朝から収穫したとうもろこしなので、そこを是非アピールしたく「朝どりとうもろこし」としようとして、ん?待てよ……「朝どり」なのか「朝どれ」なのか。
検索してみたところ「朝どれ」の方が圧倒的に検索結果の件数が多く、検索エンジン的にはこちらがメジャーだということのようですが
えーー?朝とったんやから「朝どり」やない?
と不服に思い、さらに検索したところ
毎日新聞校閲センターが運営する、こんなサイトが。
●毎日ことばplus
https://salon.mainichi-kotoba.jp/archives/186689
主語を「農家さん」とするなら「朝どりとうもろこし」
野菜とするなら「朝どれとうもろこし」である、だそうです。
なるほどーー!
生産農家に近い立場の私は「農家が朝にとったとうもろこし」と農家目線になりがちなんですが、お客様目線では「朝にとれたとうもろこし」と、自分が買う「とうもろこし」が主語の方が馴染みがいいということで、すごく腑に落ちました。
ということで、今回の販売ページに関してもお客様目線に添うならと納得して「朝どれとうもろこし」で行こうと思います。
検索対策として重要な「ページタイトル」にも関わる問題で、単に検索結果の件数が多いからこっちの方がメジャー=訪問者数も多くなるハズ、と利益重視で「朝どれ」にしておいてもいいところを、それでは納得できず反抗するところでしたが(頑固)、すっきり納得できてよかったです。
ちなみに「朝取れ」なのか「朝採れ」なのかも、本来の日本語なら「朝取れ」ですが、時流にそうなら「朝採れ」だそうな。
読み手に馴染む、という理由で日本語を変えるというのは大手新聞社さんでもある話なんですねぇ。
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