第一回「豊かなふるさとづくり推進委員会」に参加しました

兵庫県より今年度「豊かなふるさとづくり推進委員会」の委員をお引き受けしており、先日神戸で開催された第一回委員会に参加してきました。

この「豊かなふるさとづくり推進委員会」とは……

多面的機能支払制度及び中山間地域等直接支払制度の交付金交付の適正かつ円滑な遂行、
並びに中山間ふるさと・水と土保全対策事業の総合的・効果的な推進のため、豊かなふるさとづくり推進委員会を開催する。
(委員会開催要綱より抜粋)

と、ちょっと小難しいですが

要するに、兵庫県下の農地の維持を目的として必要な交付金が計画通りに効果的に使用されるのかどうかの点検や、取り組みの評価を行う第三者委員会、ということです。
大学の先生や市職員の方、報道機関の方など各専門分野から計7名が委員として名を連ね、今年度は末席に「消費・流通」分野からという形で私も。

「お役に立たないと!」と気負いそうになりつつも、各分野の知見ある委員の皆さんがどういったご意見をされるのかとまずは勉強させていただくつもりで、第一回に参加。
それぞれの専門分野からの視点で出されるご意見に、なるほどなぁと学びを頂きました。

特に「中山間地域等直接支払制度」の対象となる中山間地といわれる地域は、高齢化や人口減による人手不足、農村地域独特の事情もあり、一般的な経営コンサル的視点で「こうしたら売上向上が見込めますよ」というようなアドバイスをするのは実情に沿わない結果になることも多いことが想像できますが

その地域の人・環境・背景をよく知って、あらゆる条件とすり合わせをしながら事業を進めなければならないという理解が必要で、ただ「数字を向上させる」のではなく、その地域が10年20年50年後……と続いていくための取組みのお手伝いでなければならないんですよね。

私もレッドビーンズとして、丹波篠山市を中心として兵庫県下あちこちの中山間地域に関わらせていただいており、高齢化と人手不足から「もう来年はやめるわぁ」と今後の展開を諦めつつある農業法人や、後継者がいても技術的なバトンタッチが上手くいかず、長年続けてこられた農産物の栽培が途切れてしまうケースなど身近に見聞きしています。
おそらく私が知る以外のところでも、数年後への維持すら困難となりつつある地域もあるのだと思いますが

今回の「豊かなふるさとづくり推進委員会」への委員参加もそうですが、長年かかって築いてこられたせっかくの農村の文化や財産が自然消滅となってしまうことのないよう、地域の実情に寄り添った形でのお手伝いを具体的にやっていかねばならないタイミングにきていると痛感しています。
力をつけないと、ですね。



ちなみに。
先日の委員会で紹介されていた面白い取り組み。

棚田カード

「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」(農林水産省)に選定された棚田の美しい画像やプロフィールが紹介されたカードなんですが……

「これ、ポケカ(ポケモンカード)やん!」

と、小学生が見たら絶叫しそうなデザインですやん。

今流行りのトレーディングカードからヒントを得て発案された企画だと思うのですが、兵庫県下の7地区の棚田でも、訪れた方を対象に配布されているそうです。

「棚田=美しい日本の原風景」として、訪れて風景を楽しんだり写真撮影をしたりという方がおそらく大半で、その維持管理の大変さや棚田の持つ機能についてまで考えが及ぶ方は一部ではと思うのですが、まずは足を運んだ方にライトな形で理解を深めていただく企画ということでしょうか。

棚田周辺の施設にて、実際に行かれた方に渡されるしくみのようです。ご興味ある方はぜひ、各地の棚田カードを集めてみてください。


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